PENTAXとNikonとSONY
使用している機材の話をまずはしようかなと思います。
現在使用している機材はまず、PENTAX K-3。
無印です。
購入当初はPENTAXのフラッグシップでした。
いちおう、フルサイズ機が出るという噂があったので、すでに値下がり傾向にはありました。
それでもやっぱり、フラッグシップであるから当分は持つだろう、という認識でした。
それと、動画はやるつもりがない!と思っていました。
今はちょっと動画も撮りたいと思っているんですけどね・・・。
PENTAXに決めた理由・・・。
おそらく中井精也氏が使用していた経歴があったからだと思います。
(ゆる鉄関連の本に使用機材に紹介されている。K-rだったと思う)
あと、頑丈だという評価も気にしていたと思います。
とにかくSONYのα37が1年と1週間でカメラエラーでお亡くなりになって、とにかく頑丈という点を気にしました。
上記のα37を購入するに至った経緯。
親父殿から借りていたNikon D80を返せと言われたから、ですね。
Nikkor資産をそれなりに作り始めていた時期だったため、親父殿が絶対使わない単焦点レンズを売却処分して、その資金を元手にレンズを買う算段をつけました。
それじゃボディはどうするか。
当時、SONYはトランスルーセントミラー技術を売りにしていました。透過ミラーでAF追従用の光を受けられるため、シャッターを下ろす必要がなく、かつ電子ファインダー採用で常時対象から目を離さずにAFを捉えつつ撮影できる、というものでした。当時としては驚異的だったのですが、すぐにコントラストAFの技術革新でミラーレス機にAFで追いつかれます。
その端境期の廉価機だったのが、α37です。
画素数や連写数など廉価機としての低スペックでしたが、トランスルーミラー技術は品質の差がないのか、廉価機でも十分に恩恵を享受できました。
若干高感度撮影が苦手だったのはトレードオフです。
ボディはAマウントになったわけなんですが、そうすると必然的にミノルタレンズが使えることになりました。
とりあえず、という形で中古屋でミノルタのAF 70-210mm F4-5.6を買いました。2,000円だったかなぁ。
とにかくその写りが素晴らしかった。
ピントピークあたりの立体感と、そこからなだらかにまどろんで行くようなボケ・・・。
あの表現を快感に思い、昔のレンズはいいな、と甘い認識をしたものです。
そこから何本もミノルタレンズを買ったわけですが、その想いは色褪せることなく、ますます強固になっていきました。
しかし、じつはそれは「ミノルタ」だからだったのですね・・・。
その当時は「オールドレンズの味わい」と勘違いしておりました。
すでに時遅し、です。
α37がカメラエラーで使えなくなり、しかも1年間のメーカー保証が切れた1週間後、保育園児だった息子のクリスマス発表会、息子の出番10秒前、というタイミングです。それまで快調に撮れていたのが、いきなりシャッターが切れなくなったのです。
そして無情にも液晶画面中央に「カメラエラー」の文字。
バッテリーを外したり、レンズを付け替えたり。様々なボタンを長押ししてみたりしている間に過ぎていく時間。息子が演技をしているのを横目にチラチラと見ながら・・・。諦めて最後はiPhoneで撮っていました。
そんな経験をして、どうしてαをもう一度手にすることができるでしょうか。
「メーカーサポートの期間は過ぎていますので、対応できかねます」そう言ったサポートのスタッフさんに怒鳴らなかった自分は大人でした。そのときの自分は未だに思い出しても褒めてあげたいと思う。
それで頑丈なカメラ、ということで選んだPENTAXですが、いま、すごい佳境に立たされています。
なんというか、変態なカメラを作るメーカーという意識だったのです。レンズもコーティングが半端ないとか。
でも、使ってみてわかったのですが、そう変でもありませんでした。
真っ当でした。
真っ当ではダメなんです。いろいろ負けてるんですから。
ナンバー1になれないならオンリーワンを目指さないといけないのに、これでは使っている理由がありません。
今後のカメラ人生をどうするか。
真剣に悩まないといけないです。